今最も注目の食材。

「ダッタン蕎麦」はモンゴルを起源に不老長寿の食材として受け継がれた食品です。
ルチンを多く含むためその苦味から「ダッタン蕎麦」は「苦蕎麦」と分類され、 日頃我々日本人が食べている「甘蕎麦」とは少し違う分類です。 江戸時代中期に日本に伝来した「ダッタン蕎麦」は 日本人の生活習慣病の予防に威力を発揮するようになり、 ルチンは医療の世界でも利用されています。

長寿民族の主食はダッタン蕎麦だった。

　中国は四川省にダッタン蕎麦を主食とする少数民族、イ族がいる。 彼らは毎日、蕎麦粉を蒸しパンやパンケーキのように調理して食べている。 実はこのイ族、高度2500メートル以上の高地で生活しているが, 80歳や90歳のお年寄りが元気に山を登ったり下りたりしている。
そして、なんと虫歯の人が1人もいない事実もある。 これらの事実とこのイ族の主食であるダッタン蕎麦との因果関係に注目し、 最近ではイ族への取材も増えている。

【ダッタン蕎麦】

■作物的特徴
・普通の蕎麦と異なり自殖性植物である。
・ネパール等では普通蕎麦より標高の高い不良環境地域で栽培されている。
・稔実性がよく、多収なので普通そばとの交雑が試みられたが未だ成功していない。

■用途
食用とする。苦味があるため別名「苦蕎麦」とも呼ばれている。
血圧降下作用等を示すとされるルチンを多く含むため、 中国では古くから漢方の原料として利用されている。

■生産地
モンゴル、中国、シベリア、ネパ－ル
ダッタン蕎麦の故郷、モンゴルは大自然が創りだす日本にはない 豊かな天然資源や畜産資源、そして豊かな労働力を持つ大国。 広大な台地と独特の食文化がもたらすナチュラルなパワーは横綱朝青龍を筆頭と するモンゴル出身力士達を見ても明らかです。 大草原、砂漠、移動式住居（ゲル）、馬、人々の笑顔・・・
計り知れない魅力を持った国、それがモンゴルです。