ダッタン蕎麦の高齢者高脂血症に及ぼす臨床効果

高齢者高脂血症患者60名に毎日朝・夕食に40gのダッタン蕎麦を与えた。 8週間血中脂質・血圧および体重を測定し記録した。 その結果、高トリグリセライド値の患者20例が平均値に下がり、 高コレステロール値の患者20例が平均値に下がり、 トリグリセライドとコレステロールの両方とも高値の患者20例が平均値に下がった。 患者60名全員が処理中に低密度リポタンパク(LDL）が平均値まで下がった。 同時に、高密度リポタンパク(HDL）が平均値に上昇した。 また高血圧の患者43例が収縮血圧・拡張血圧共に平均値に下がった。 肥満体および過剰体重の患者44例がそれぞれ3.05kgおよび2.96kg減量した。
　ダッタン蕎麦は高血圧や肥満体の高齢者高脂血症患者に対して安全であり効果的であることが、 これらの実例によって示された。

ダッタン蕎麦は中国では古くから薬用として利用されていた。 胃腸病を改善して食効を高める効果や口臭を抑え歯周炎・歯肉出血の治療に有効であり、 また女性の味方嬉しい効果としてシミ・ソバカスの原因であるメラニン色素の生成を抑える効果が高い。

*新しい情報（がん細胞が消える）

MTT-(3-[4.5-di methylthiazol-2-yl]-2.5-diphenyl tetrazolium bromide検定法を用いた， 中国産のダッタン蕎麦の抽出物の抗腫瘍活性が調査された。
　0.12，0.24，0.48と0.96mg/mlの濃度で，human lung cancer line A548に対する阻害率は それぞれ25%，52%，72%と94%であった。同じ濃度のもので， human leukemia cellline HL-60に対する阻害率はそれぞれ30%，60%，84%と100%であった。 抽出液で処理された腫瘍細胞は24～48時間でしだいに分解された。 これらの結果は中国産のダッタン蕎麦の抽出物の中に抗腫瘍活性物質が存在することを提示している。

ダッタン蕎麦摂取１時間後には血液サラサラになり、
血流が改善され、血圧に変化が表れます。